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声帯萎縮とは、加齢や声の不使用によって声帯筋が痩せて、声帯全体の容積が減少することにより声を出そうとしても左右の声帯がうまく閉じられなくて隙間ができてしまう状態をいいます。
そして声帯溝症は、声帯内のヒアルロン酸が減少し、声帯の表面がへこんで溝ができてしまう病気です。声帯萎縮と同様に声帯に隙間ができてうまく発声が出来なくなります。
これらの病気は、声帯がやせて細くなっているために、声を出すときに声帯がきちんと閉じずに声がかれてしまうという、共通の症状が生じます。
最も多いのが御歳を重ねることでの加齢性の変化です。 また、加齢に伴って、声帯全体が弓状に萎縮してきてしまうことがあり、女性より男性に多くみられる症状です。
嗄声、声が出しにくい感じ、発声が弱弱しい感じ――などが代表的な症状です。 これも内視鏡検査で診断できます。
保存的治療として、声帯に強い力が働くようにする訓練を行う音声リハビリテーションがあります。足腰の筋トレと同様に、声帯の筋トレには発声指導や歌を歌うなどが有効です。 そのほか、当院では行っておりませんが、外科的治療(手術)として、アテロコラーゲン、自家脂肪などを声帯内に注入する方法があります。