箱根ヶ崎耳鼻咽喉科
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#04「今さら聞けないインフルエンザの症状を解説!種類や予防法も」

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インフルエンザとは?

インフルエンザとは?

インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することにより起こるウイルス性の感染症です。肺や、気管、のど、鼻などに感染し、感染すると、発熱、鼻水、のどの痛み、せき、頭痛、筋肉痛、全身のだるさ(けん怠感)が生じます。

インフルエンザの伝播(流行の仕方)

インフルエンザとは?

インフルエンザは以下の様式で広がります。

・感染者のせきやくしゃみと共に排出される飛沫を吸入する
・感染者の鼻から出た分泌物に直接触れる
・感染者が触ったものや感染者の分泌物が付着した身の回りのものに触れる

流行が始まると短期間に小児から高齢者まで膨大な人を巻き込むという特徴があります。 頻度の高い病気とはいえ、全世界で毎年30万人以上の死者を出す病気であり、特に高齢者と乳幼児では重症化しやすいので怖い病気です。

原因となるインフルエンザウイルスには、A型・B型・C型があり、流行する型はその年によって異なります。 A型は、インフルエンザの症例の大半の原因であり(通常、典型的な季節で70%以上)、それ以外の大部分はB型が原因です。C型インフルエンザは発生数が少なく、主に小児にみられます。

流行を引き起こすインフルエンザウイルスの株は絶えず少しずつ変化していて、毎年、前年とは多少異なるインフルエンザウイルスが出現しています。

インフルエンザの症状

インフルエンザとは?

いずれの型のインフルエンザも1~3日の潜伏期を経て、急激に発症します。悪寒やゾクゾクする感じがしばしば最初の症状として現れます。 鼻汁、からせき、咽頭痛などの呼吸器症状、吐き気・嘔吐、下痢などの消化器症状を伴うことが多いです。時に、筋肉や関節の痛みを生じます。

症状の程度や持続期間は、流行したウイルスの種類、年齢、患者さんの過去の罹患状況などによって異なりますが、合併症がない場合、1週間~10日以内に軽快します。 なお、乳幼児は初感染であることが多いので大人に比べて重症化しやすく、また高熱による熱性けいれんを起こすことがあります。

インフルエンザの診断

インフルエンザとは?

下記のどれかを満たせば治療することが可能です。

・医師の診察による評価
・ときに呼吸器の分泌物のサンプルを用いた検査→一般的なインフルエンザ検査
・ときに胸部X線検査と血液中の酸素レベルの測定

インフルエンザかどうかの診断は、近年、鼻腔ぬぐい液などの検体を使って迅速にインフルエンザを診断できるキットが普及してきています。当院でも インフルエンザの抗原検出キットを備えており、A型インフルエンザもB型インフルエンザも約10分で診断結果が出ます

その一方で、社会的な事情により鼻腔ぬぐい液での検査ができない場合にも、医師による総合的な診察でインフルエンザ感染症を疑う場合には、検査なしに治療・処方ができますので、ご安心ください。

インフルエンザの治療

インフルエンザとは?

もっとも重要なことは、安静と十分な水分補給です。安静にして水分を十分に摂取し、激しい活動を避けるようにします。 平熱に戻ってから24~48時間で普段通りの生活に戻ることができる場合もありますが、ほとんどの人は回復するまでにさらに数日かかります。

当院ではインフルエンザと診断された場合には、抗インフルエンザ薬を処方します。 対症療法として、高熱に対しては解熱薬を、呼吸器症状に対しては咳止め、痰きりの薬などを、消化器症状に対しては整腸薬や止痢薬を用います。 年齢や経過により漢方薬で症状を抑えることもあります。

インフルエンザの予防~生後6カ月以上の全員に対する、毎年のワクチン接種

インフルエンザとは?

当院ではインフルエンザワクチンの予防接種を行っています。 その年流行すると思われる型のインフルエンザワクチンをあらかじめ接種することで、健康な成人で感染率が60%程度低下するとされており、仮に罹ったとしても軽い症状で済ませることができます。ほとんどの場合、ワクチン接種の予防効果が得られるまでに、約2週間かかります。初めてインフルエンザワクチンの接種を受ける生後6カ月から8歳までの小児には、4週間以上の間隔をあけて2回接種する必要がありますのでお早めに御相談ください。

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