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2014年に「水痘(水ぼうそう)ワクチンの定期接種」があって以来の、大きな制度変更が、2020年10月より開始となります。大きな制度変更は下の2項目になります。
①ロタウイルスワクチンの定期接種化
②予防接種可能な間隔の変更
ロタウイルスとは、主に胃腸炎を起こすウイルスです。全世界における2000年までの検討では、 5歳までにほぼすべての子どもがロタウイルス胃腸炎に罹患し、5人に1人が医療機関に受診し、60人に1人が入院し、293人に1人が死亡すると推定されています。
ロタウイルスワクチンは、2019年3月の時点で97ヵ国が定期接種に導入されていましたが、日本でも2020年10月から定期接種に組み入れられることになりました。 これまで任意接種だったロタウイルスワクチンは、3万円程度の自己負担があったので、「3万円→公費による無料接種」となることで接種率が上がることが期待されています。
なお、ロタウイルスワクチンは生後2ヶ月から生後14週6日までに開始する必要があり、定期接種として接種できるのは2020年8月生まれのお子さんからとなります。 当院ではロタウイルスワクチンの接種はしておりませんが、ご参考になれば幸いです。
2020年9月までは、生ワクチンの関係する接種では27日以上、不活化ワクチンでも最低6日以上の間隔を空けないといけないとされていました。 それが2020年10月より『注射』の生ワクチンの接種は27日以上あけるものの、他のワクチンとの接種間隔に制限がなくなります。
この理由としては、不活化ワクチンは、他の不活化ワクチンや生ワクチンとの同時接種を含めてどのような間隔で接種しても、 お互いのワクチンの免疫が影響されないことがわかってきたからとなります。
これによって、小児の定期接種ワクチンと、インフルエンザワクチンの同時期の接種が可能となり、予防接種の予定に関してあまりこだわる必要がなくなります。 当院では、現時点ではインフルエンザワクチン以外の予防接種は行っておりませんが、皆様に安心して接種いただけるよう日々勉強しています。 安心して、予防接種にいらしてください。
出典:「厚生労働省 ワクチンの接種間隔に関する規定を改正することに伴う対応について」